#25 セブンイレブンキャンペーン、見事に落選する。

一昨日のことだ。

 

メールにセブンイレブンから一通連絡が来た。

 

「この度は、新セブンイレブンアプリ事前登録キャンペーンにご参加いただき、ありがとうございます。厳正なる抽選の結果、落選となりましたのでお知らせいたします。以下の通り、100円分のnanacoギフトをお送りいたします」

 

・・・・・・。

 

 

ザメハ!!

はてなブログに相応しくない言葉が使われたため、汚い部分だけ切り取りました)

 

私がどれだけセブンイレブンに金をつぎ込んできたのか・・・・・・本部の方々は分かってらっしゃらないようだ。来る日も来る日もななチキ、揚げ鶏、ななチキ、揚げ鶏、チョコビ、ななチキ・・・・・・。ななチキと揚げ鶏で世界オセロ大会が開催できるくらい消費してきましたよ。焦げ具合も色合いも似てるから勝ってるか負けてるか分かんねぇっつぅの!!

 

 私が参加したこのキャンペーンは、決められた期間中に新セブンイレブンアプリに事前登録すると抽選で一万名の方々に千円分のnanacoギフトが当たるというものだ。しかも外れても百円もらえる、どっちみち美味しいキャンペーンである。別名「餅のない建前」だ!

 

 いやぁ〜〜、まぁ全然期待していなかったけどね!一万名だけだからさ!万だからね!もしかしたらいけるかなってね!万?余裕っしょ!てね!

 

あ〜千円欲しかった!

(先生!ここにクズがいます!)

(おい乾、後で職員室に来い)

 

 

 ところで話は変わりますが、この新しくなったセブンイレブンアプリのホーム画面に「会員コード」というボタンがある。

 

このアプリには「バッジ」というシステムが導入されている。セブンイレブンで商品を購入した際、レジ精算前に「会員コード画面」を提示すると購入した商品のカテゴリーごとにバッジが加算される。このバッジを貯めていくとバッジがランクアップし、様々な特典が得られるのだ。あ〜、説明するのが面倒臭いな、このシステム。

 

んで、何が面白かったかというと、この「会員コード画面」である。押すときは部屋を明るくして画面から離れて見てください。この画面、ものすごい輝度なので。私は夜に寝ながらアプリをイジっていたので、この画面を見たときはもう、びっくりぽんでしたよ。

 

「ん?この会員コードって何だろ」

 

ポチ。

 

カッ!

 

「・・・!目がっ!」

 

目がっ!目が目がカラオケ目がっ!布団の中でのたうちまわる、一人ムスカ状態。小一時間、目を開けられなかった。

 

 これ部屋が明るくてもめっちゃ眩しいですからね。本部はどれだけ不安だったのだろう。

 

「レジでバーコードが読み込めないとクレームがくるな。せやっ!画面の輝度あげたろ!」

 

あげ過ぎだろ。眼球潰れるかと思ったぞ。もう絶対文句は言わせないよ?という本部の執念を感じますね、この輝度から。

 

私の持っているスマートフォンiphoneなので、アンドロイドはどうなるか分からないが、たぶん同じ現象が起きると思う。まぁ、セブンイレブンをよく利用する方には便利なアプリだと思うので、興味があればインストールしてみてください。

 

ただし、会員ボタンを押すときは薄目で。

 

 

 

 

#24 踊る赤信号

約三、四年前の話になるが、「踊る赤信号」というのをご存知だろうか。

 

メルセデス・ベンツの「Smart」がキャンペーンの一環として行った企画で、歩行者の横断歩道無視を防止する画期的なアイデアだった。

 

すでに知っている人の方が多いと思う。(なんせ大分前の話なので)だが、私は「踊る赤信号」をつい最近知ったのだ。その衝撃たるや、頭の先から爪の先までとはいわない第一関節のあたりまで電撃が走り、その電撃は私の脳髄を刺激するや否や奥歯にわずかに残ったクリニカ(フレッシュミント味)を亜音速で振動させることによって私の歯磨きでは起こり得なかった究極のホワイトニングが奥歯だけに発生し、どうせだったら全ての歯間のミクロサイズ食べ残しを落とすべく歯を食いしばった私は、両腕をクロスさせ叫んだ。「ワカンダ、フォーエバー」と・・・・・・。

 

 

話戻しますね。

 

 「踊る赤信号」の内容を知らない方に丁寧に説明しよう。

 

要は、止まっている赤信号のシルエットが踊り出し、歩行者の目を引きつけることによって歩行者の横断歩道無視を未然に防ぐという素晴らしいアイデアなのだ。

 

終わっちゃった。私の闇に埋もれた語彙力のせいで、「丁寧に」説明することなく終わってしまった。「丁寧に」って言っているのに、その後「要は」ってもう面倒くさがっているじゃないか。いかんいかん。もっと掘り下げよう。

 

その踊るシルエットは事前にプログラミングされているものではない。近くにダンスブースがあり、その中に入っている人が踊ることでリアルタイムダンスバトルが繰り広げられるのだ。

 

「YO、そこの君、ゲームは好きかい?今猛烈に流行りの荒◯行◯」

 

「撃って殴って奪って勝ち取る、可能性無限大のサバイバルゲーム!」

 

彼らの魂の踊りが、赤いシルエットに変わる。波打つ鼓動、流れる脈動。踊る赤光が歩行者の足を止め、彼らの原始的な何かを呼び覚ます。

 

「ウッ、ホッホ」

 

「ウホッホ」

 

「ウッ、ホッホ」

 

「ウッ、ホッホ」

 

「ウホッホ」

 

「ウッホー」

 

偉大なるゴリラのお出ましだ。

 

客待ちのタクシー運転手が不安げな表情で見守る中、ゴリラたちは踊り続ける。「青に変わったら、どうなるんだ」と、人々は息を呑む。ゴリラたちの刻むビートが、強くなる。地が揺れ、木々はしなり、ウイスキーを片手にホームレスが新聞紙にくるまる。

 

ウイスキーがお好きでしょ?」

 

「ビール〜」

 

「もう少し喋りましょ?」

 

「ビール〜」

 

その時だった。

 

赤い光の点滅が、フッと消える。

 

 

テレレ〜レ〜レ〜、テレレ〜レ〜レ〜、テレレレ〜♪

ジュラシックワールドのテーマ曲)

 

 

ゴリラたちは一斉に駆け出す。雄叫びとも悲鳴にも聞こえるその何かは、人々を混乱させた。後にハチ公前の魔導師がこう言い残している。

 

「産声じゃ。あの時、渋谷の交差点は産声をあげたのじゃ」

 

親戚一同から譲り受けた菜箸をシャカシャカ鳴らしながら、魔導師は叫び続けた。

 

ジュラ紀じゃ!ジュラ紀の再来じゃ!はぁ〜、まどいたまえ〜、まどいたまえ〜」

 

 口臭に多少の酒臭さを残しつつ、魔導師は叫び続ける。私は魔導師の足元に置いていあるビスコ缶にそっと十円玉を入れ、魔導師の元を去った。

 

 

六月も終わり、七月に入った。

 

汗ばむ陽気が、首筋の汗疹を痒くさせる。鞄からハンカチを取り出し、赤い皮膚にそっとあてる。空を見上げると、そこには横断歩道の信号機があった。

 

「踊る赤信号か。いいアイデアじゃないか」

 

信号が赤から青に変わる。

 

私はハンカチを頭の上に乗せ、熱帯と化した渋谷の交差点を後にした。

 

 

 

 

#23 えびはマスト

先日、弟が学校で献血をしてきた。

 

学校によく来ますよね、献血カー。若い血が欲しいのでしょう。昔、父が献血に行って来た時に、

 

「卵1パックもらったぞ〜!ガハハ!」

 

と自信満々に帰って来たことを今でも覚えている。献血をすると色々ともらえるのだ。

 

弟も献血をしてお菓子をもらって来た。ブルボンのプチシリーズ。

 

「こちらからえび味が1つと、あとお好きな味を2つお持ち帰りください」

 

と、言われてもらってきたらしい。

 

 

弟はふと、献血カーの前に置いてある立て看板を見た。

 

 

「お好きなお菓子を3つ選んでください」

 

しかし、お姉さんには

 

「えび味が1つとお好きな味2つ」

 

と言われた。

 

 

 

 

 

なんでだ。

 

 

「お好きな味3つ」って書いてあるじゃないか。

 

弟曰く、えび味が大量に余っていたらしい。

 

焦ったのだろう。このままでは

 

 

「お好きなえび味3つお選びください」

 

 

になってしまうのではないのか、と。

 

えび味をなんとか消費しなければならない。だったらお好きな味3つにねじ込めばいいじゃない。えび、好きでしょ?アントワネットもびっくりの、

 

「チョコ味がなければ、えび味を食べればいいじゃなぁ〜い」

 

である。えびをゴリ押ししてくる献血カーも珍しい。

 

 

 

弟は素直で良い子だ。

 

お好きな味3つに、ちゃんとえび味を差し込んできたのだから。

 

私だったらしない。だって「お好きな味3つ」って書いてあるから。もし、えび味を選ばずに持って帰ろうとしたらどうなっていたのだろう。献血カーから慌てて係員の方が出てくる。

 

 

「ちょちょちょちょちょちょちょちょちょちょちょちょちょお客様!どう!どうどう!」

 

「馬房ですか、ここは。どうしたのですか」

 

「お客様。大変恐縮なのですが、えび味を1つ選んでいただくと助かります」

 

「でもこちらの看板にはお好きな味3つと書いてあります」

 

キュゥ〜〜、キュッ!(油性マジックで修正する音)

 

「えび味が1つ・・・と」

 

「ちょっとちょっと係員のお兄さん、僕えびは選びませんよ」

 

「え?ここにえび味1つと書いてありますよ?」

 

「これが心の大外刈りですか。すごい手の平返しですね」

 

「まぁまぁ!そうおっしゃらずに!えびもクセになりますよ」

 

「血を抜いたあとにえびがクセになるの嫌なんですけど」

 

「ひとりは・・・」

 

「・・・・・・」

 

「みんなのために。みんなは・・・?」

 

「・・・・・・」

 

「ひとりのために!ね?」

 

「え、どうしよう。購買部で鈍器売ってたかな」

 

「ちょちょちょちょお客様!怖いこと言わないでくださいよ!」

 

「いや物理的に血を抜いてもらいたいのかな、と思って」

 

「そ、そうだ!こうしましょう。えびを1つ選んでいただくかわりに、3つ好きな味を選んでいただいて構いません!どうでしょう?」

 

「いや、それだと他の方に不公平じゃないですか」

 

「お客様だけ!内緒で特別ですよ!」

 

「僕は構いませんけど、さらにえび率が高くなりますよ?」

 

「大丈夫です!後でなんとかしますから!」

 

(なんともならないぐらい、えびばかりだが・・・)

 

「じゃあ、お言葉に甘えてえびと・・・あとは、チョコと」

 

「あっ」

 

「ん?」

 

「いや、チョコは・・・」

 

「チョコが何です?」

 

「チョコは・・・今日天気良いし・・・・・・」

 

「チョコと天気の良さに何か関係ありますか?」

 

「溶けるんじゃないかなぁ。チョコは」

 

「大丈夫ですよ、すぐ食べるんで」

 

「いや血糖値とか上がると大変じゃないですか」

 

「友達と分けるので大丈夫です」

 

「友達の血糖値が心配だなぁ」

 

「友達数人で食べますから」

 

「全員心配だ」

 

「え、このお菓子そんなに砂糖入ってます?」

 

「チョコなんで」

 

「普通のチョコの方が砂糖入ってますよ、多分」

 

「血を抜いた後はチョコはおすすめできませんね」

 

「じゃあここにチョコ置いちゃダメじゃないですか」

 

「お、おっしゃる通り!チョコ回収しますね!するとあとは・・・青のり味とごま味とえび味ですね。いやぁ〜今日はえびが大量だなぁ!あ、お客様どこに行かれるんですか?まだえび余ってますよ。お客様!そっちは購買部ですよ、お客様〜〜〜!」

 

 

 

 

 

 

 

 

みんなも献血に行こう。

 

 

 

#22 優先席は君のためにある

私の隣は空いている。

 

私の目の前に座っている男は韓国海苔をパリパリと食べている。その隣に座っているブルーノ・マーズを意識した男は、iPhoneで音楽を聴いている。

 

私の隣は空いている。

 

 

プラスチック板を挟んですぐ左にいる少年は、松葉杖を突いていた。

 

優先席はまばらだが、空いている。

 

 

 

なぜ、座らない。

 

私は二人掛けのシートに座っている。

 

何度でも言うが、私の隣は空いている。

 

プライドの高い男は嫌われるぞ。

 

何度でも言う。まばらだが、優先席も空いている。

 

君のために空いている。

 

なぜ、座らない。

 

 

 

今日は最悪だったんだ。

 

シリーズものの映画を観た。前作を観なくても大丈夫。その言葉を信じて観た。

 

初っ端から話が分からない。知らないキャラばかりが出る。味方が一人、また一人。私の海馬はもう限界。

 

最後は悲惨であった。

 

ポカンと開いた口がふさがらない。そんな最後であった。

 

落ち込んだ気分を取り返そうと、駅ビルの本屋で小説を衝動買いした。

 

電車の待ち時間。ひたすら読んだ。

 

面白い。

 

これは電車に乗っている間も楽しめる。そう思いながら座席で読み始めた時、君が現れた。

 

 

 

「発車まで、あと五分ほどお待ちください」

 

車内アナウンスが流れる。

 

松葉杖を突いた少年は少女と喋っている。

 

ははん。

 

わかったぞ。

 

好きなんだな、その子が。

 

その子と喋りたいから、我慢して立っているんだな。

 

そんな君を、彼女はかっこいいと思っているだろうか。

 

わからない。心の内が。

 

一つだけわかっているのは、少女が少年と喋るのをやめて、友達と喋り始めてしまったことだけ。

 

フラれているじゃないか。

 

私の隣は空いている。

 

 

 

体がわずかに揺れる。

 

車窓から見える景色が、少しずつ、流れていく。

 

少年の体も揺れる。私より。

 

優先席はすべて埋まってしまった。

 

だから言ったじゃないか。私の隣は空いている、と。

 

心の中で。

 

あの子は君を見向きもしない。

 

一所懸命立っている君を。

 

そうでもなかった。ドアに寄りかかっていた。

 

やるな。その手があったな。

 

私もよく使うんだ、その手は。でも、今日は座っている。集中して小説を読みたかったから。

 

君のせいであまり集中できていないが。

 

 

 

ふと、少女が私の前に来る。

 

身構える。膝が震えた。

 

私の前を横切り、私の隣にあるボックス席に寄る。

 

友達が座っているのだろう。私の斜め前で、ボックス席に寄りかかりながら、立ち話を始めた。

 

彼女の肩にかかったピンクのナップサックが、私の膝に擦れている。

 

擦れてますよ、お嬢さん。

 

 

 

向こうから、女性の車掌が歩いてくる。

 

目が合う。

 

彼女の瞳孔が、ほんの少し、開いたように感じた。

 

私を見て、次に松葉杖の少年を見た。

 

発車してから、何分経っただろうか。

 

優先席は、今はまばらに空いている。

 

空いているんですよ、車掌さん。

 

もっと言えば、私の隣も空いている。

 

優先席は空いているんだ。

 

優先席は空いていますよ、と言わないあんたも悪い。

 

お客様に向かってお辞儀をしてからこの車両を出る律儀さがあるのなら、なぜ少年には語りかけないのか。

 

大丈夫ですか、と。

 

こいつのここ空いてますよ、と。

 

言葉づかいは多目に見よう。

 

 

 

もうすぐ私の駅に着く。

 

小説に栞を挟み、バッグにしまう。

 

私の目の前にいる韓国海苔の男は、首がだらんと下を向いている。隣のブルーノ・マーズも下を向いている。

 

この二人が降りてくれれば。そう思っていた。

 

もう韓国海苔は食べないし、ブルーノ・マーズも聴かない。今後一週間は。

 

私の隣にいる少年は、ずっと立っていた。

 

私は、もう降りる。君はどうする。

 

少年は、リュックサックを背負い直した。

 

ここか。

 

君もここなのか。奇遇だな。私もだ。

 

すまなかった。情けない大人で。

 

どこかで。誰かが。期待して、期待して。

 

何も変わらなかった。

 

君が座ろうが、座るまいが、どうでもよかったじゃないか。

 

変な空気になったら、車両を出ればいいじゃないか。

 

なんで私が?

 

プライドが高いのは私じゃないか。

 

 

 

 

ガタン。

 

夜風が、頬に吹きつける。

 

私の斜め前にいた少女も降りるようだ。

 

少年と少女が降りるのを見てから、私も降りる。

 

少年はまた少女に話しかけながら、松葉杖を突いて歩く。

 

うまくいけばいいですね、と。

 

車窓に目を向けると、スマホを見ている人が多い。

 

みんな下を向いている。

 

さあ、帰ろう。

 

前を向くと、最後尾の窓から顔を出す車窓さんと目が合う。

 

また、合いましたね。

 

少し睨めたような、寒そうな、そんな目で。

 

 

 

 

私の隣はずっと空いていた。

 

 

 

#21 大人の成人式

先ほどラジオで「2分の1成人式」というキーワードが出てきた。

 

成人式は20歳を迎える人を祝う儀式だ。2分の1成人式はその半分、10歳を迎える人を祝う儀式。この2分の1成人式の存在はつい最近知った。ウィキで調べたらこの行事はだいぶ前からあったのですね。私が小学生の時にはありませんでした。

 

 

10歳は「2分の1成人式」、20歳は「成人式」。

 

では30歳は?

 

 

10歳も、20歳もイベントがあるのに、30歳に何もないのはさみしい。あってもいいんじゃないか、30歳の成人式。

 

 

 

 

いや、すでに成人だな。

 

 

 

年齢を祝うだけでは物足りない。2分の1成人式では合唱や親への感謝の手紙、成人式では眠い式典と鏡割りとウェ〜イ。30歳の成人式では、今まで自分が挑戦してこなかったことをやってみる、というのはどうだろう。

 

 

私が挑戦してこなかった事といえば、バンジージャンプですかね。テレビで一般の方や芸能人がやるのを見るだけで、やったことはない。どうせだったら晴れ着を着てバンジージャンプをする。ついでに鏡割りもする。さらに「ウェ〜イ!」もする。

 

 

「レッツ、バンジ〜!」

 

ヒュルルルルルルルォ〜・・・

 

カッコーン!

 

 

「ウェ〜〜〜〜イ!」

 

 

ブチッ。

 

 

「あっ・・・・・・」

 

 

 

 

 

今日は地元で成人式があるそうです。新成人のみなさま、おめでとうございます。あまりハッチャけ過ぎないようにね。

 

 

 

#20 ありがとうボタン

お疲れ様です。イヌイです。

 

 

 

先日、友人とドライブしていた時のこと。ウィンカーをカッチコッチあげながら、道路に割り込みたい車がいた。よくある光景。

 

私の友人は優しい。それはそれはとても優しい心を持った友人である。どのぐらい優しいかというと、お弁当を忘れた私にコッペパンを半分分けようとしたものの、うまく半分にできずに6:4ぐらいの比率になっちゃって、はにかみながら4のコッペパンをくれる・・・そんな友人。

 

 

そんな私の友人は快く道を譲った。なぜなら優しいから。私に4のコッペパンをくれるその優しさで、彼は道を譲ったのだ。

 

するとどうだろう。

 

 

譲ってもらった車は無反応。当然のように割り込んできた。

 

それを見て友人はぽつり、

 

 

「なんか手ぇ挙げるとかハザードランプ点けるとか挨拶しろよ」

 

 

と、言った。

 

 

 

 

 

心せっま。

 

 

 

人間とは不思議な生き物だ。

 

私は優しいから、私は心が広いからと言っておきながら、感謝や見返りがないと怒りがこみ上げてくるのだ。だったら最初から優しい対応をしなければいい。でも、それで「心が狭い」なんて言われると、これまた怒りがこみ上げてくる。面倒くさい。

 

 

みなさんは道を譲ってもらった時、どのような挨拶をしますか。大体3パターンくらいじゃなかろうか。ハザードランプ、手を挙げる、会釈するの3つ。

 

 

 

この3パターンが面倒だから、みんな挨拶をおろそかにするのではないか。もっと簡単に。端的に。フレンドリーに。そうするには、「ありがとうボタン」をつければいい。ハンドルのあたりに。

 

「ありがとうボタン」を押せば、運転者に代わって車体の外部に取り付けられたスピーカーから「ありがとう」の音声が流れる。天龍源一郎さんみたいな声で、半径30メートル圏内に響き渡る。でかいし聞き取りづらい。でも、挨拶でいちいち気を遣う必要がなくなるのだ。

 

 

 

 

道を譲ってもらったら「ありがとうボタン」

 

あっちでもこっちでも「ありがとう」、「ありがとう」のファンファーレ。道を譲った方も気持ちが良くなって、つい窓から顔を出して

 

 

「いい薬です!」

 

 

と、叫ぶかもしれない。そもそも窓から顔を出してはいけない。危ないから。

 

 

 

 

なんでもかんでも「ありがとう」を求める日本人は面倒くさいなぁ。

 

 

 

 

#19 道の駅米沢に行ってきた。

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お疲れ様です。イヌイです。

 

今日、道の駅米沢に行ってきました。先週の4月20日にオープンしたばかりの道の駅。平日にもかかわらず、たくさんのお客さんで賑わっていました。

 

道の駅内は木のいい香りが。物販コーナーでは米沢の特産物や農家さんの野菜がたくさんあります。

 

 

 

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物販コーナーの向かい側にあった日本酒コーナー。山形の日本酒がズラリとあります。「スイカのお酒」なんてのもありましたよ。

 

軽食コーナーでは大人の方が座れる席以外に、小さい子供用の机もあって面白かったですね。フードコートでは米沢ラーメンや米沢牛を使用した料理が食べられます。フードコートはもう少し広くてもよかったかな、という印象です。天気が良ければ道の駅の外にもテラス席があるので、そこでも休憩できます。

 

 

 

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フードコートのゴミ箱。なぜか上には拡声器が置いてありました。番号で呼んでも取りに来ないお客様用でしょうか。静かな怒りを感じます。

 

 

 

 

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最後にソフトクリームを食べてきました。米沢りんごソフトクリーム。白く普通のソフトクリームに見えますが、食べると甘酸っぱいりんごの酸味、甘み、知覚過敏、とても美味しいです。

 

 

ゴールデンウィークに足を運んでみてはいかがでしょうか。