#13 白いスニーカー、黒いスニーカー。
お疲れ様です。イヌイです。
先日、新しくスニーカーを買った。
私はいつも靴を買う時は一足しか購入せず、その一足だけをずっと履き続ける。履く靴がいつも同じだから消耗が激しく、すぐ壊してしまう。頭では分かっているのだが、元々靴を複数で履き分ける習慣がなかったため、
「一足でいいでしょ」
という面倒くさがりがでしゃばって一足生活に甘んじていた。
そんな一足生活をしていた私だが、今回スニーカーを買うにあたって二足購入することにした。未知の領域である。一日に複数買う事がある物といえば、から揚げ棒ぐらいだ。
購入する前に、弟には
「自分の持っている服に合わせた方がいいよね」
と、若干コーディネートを気にした発言をした。見栄を張りたかったのである。若い頃は「シャクレ見栄晴」と呼ばれたものだ。
そんな発言をしておきながら、結局購入してきたスニーカーは白と黒。黒いスキニーを履くことが多かったから、その色にした。私が購入してきたスニーカーを見て弟は
「え・・・白と黒かよ」
と、言った。弟に言いたい。
ファッションの基本は、まず白と黒のスニーカーから始まるのだ、と。
たぶん。
そう思いながら、玄関にそっとオセロのスニーカーを並べた。